ケトジェニックダイエットにおいてもカロリーオーバーは太る要因になりえる。
ある本にはケトジェニックダイエットにおいてカロリー神話はウソだという記述がある。
しかし、実際にはタンパク質は多ければ糖新生が起きてしまい、脂質が多ければ中性脂肪が分解されず摂取した脂質からケトン体が生成されるので、カロリーオーバーを紐解くと実質的には問題はあるのだ。
カロリーを気にせずバクバク食べていないだろうか?
ケトジェニックダイエットにおいて、カロリー神話はウソを再定義するならば、脂質が重くあまりたくさんはたべられないはずなので、あまりカロリーを気にしなくても良いダイエットだということである。
今回は正しい摂取カロリーについて解説を行う。
カロリーオーバーは太る
カロリーオーバーするともちろん太ってしまう。
カロリーオーバーしている状態は、脂質やタンパク質が摂りすぎになっている。
カロリーを気にする必要はないのだが、身体にとって必要以上の脂質やタンパク質が入ってきているとしたらそれは結局太る原因となってしまうのである。
では、なぜ太るのだろうか?
中性脂肪を分解する必要がなくなる
中性脂肪をわざわざ分解しなくても、エネルギーが供給されてしまうからである。
まずタンパク質が過剰だった場合、糖新生と言うものが行われる。
糖新生とは、筋肉を分解して得られるアミノ酸をエネルギーにすることだ。
タンパク質が優位になると、ケトン体代謝ではなく糖新生が活発になってしまう。
そうなるともちろん、中性脂肪が分解されなくなってしまう。
中性脂肪が分解されず、脂質は相変わらず摂取されているので脂肪として蓄積されてしまう。
逆に脂質が多すぎた場合、中性脂肪をわざわざ分解しなくても摂取した脂質をエネルギーとして変換するだけで十分足りるようになってしまう。
そのために中性脂肪の分解が行われず、むしろあまった脂質は中性脂肪として蓄積されるのである。
つまり正しい摂取カロリー、バランスで栄養を摂る必要があるのだ。
正しい摂取カロリーの計算方法とは
正しい摂取カロリーの計算方法は、タンパク質、脂質、炭水化物のカロリー比率が3:6:1になっていることである。
トレーニングしていない場合はタンパク質は体重1kgあたり1.0-1.3gの摂取。
トレーニングをしている場合のタンパク質は体重1kgあたり2.0-2.3gの摂取が推奨されている。
タンパク質の摂取量を決めた後、先ほどの3:6:1の比率を使って計算する。
カロリーオーバー対策まとめ
カロリーオーバーは太る。
タンパク質過多⇒糖新生が起き、中性脂肪が分解されない
脂質過多⇒摂取分が余り、中性脂肪が蓄積
正しい摂取カロリーを計算する必要がある。
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