ケトアシドーシスとは、血液が酸性になっている状態を意味します。
本来は糖尿病を患っている場合に「インスリンが適正に働いていない」「ケトン体がエネルギー源」となっているため、引き起こされる問題である。
ケトジェニックダイエット中にケトアシドーシスが引き起こされるかについては、結論は起こらない。
詳しく解説していく。
ケトアシドーシスとは!?
ケトアシドーシスとは、血液が酸性になっている状態だと解説しましたが、なぜそんな状態になるのか解説する。
酸性に傾く理由はケトン体によるものだ。
ケトン体が酸性なので、血中にケトン体が増加すると血液のpHが酸性に傾く。
しかし、本来ならケトン体が増加しても血液のpHは緩衝され適正に保てるようになっている。
それが適正に保てなくなるのは、血糖値が高くなることが原因にある。
血糖値が高くなると、尿に含まれる糖が多くなる。
そうすると、浸透圧を調整するために尿の水分量が増え、脱水が起こる。
脱水状態になると、体液を適正に保つことができなくなるのだ。
つまり、ケトン体が増加するだけでなく、血糖値が高くならないとケトアシドーシスは起こらないのだ。
そして血糖値が高くなってしまう理由はインスリンが適正に働いていないからだ。
つまり、ケトジェニックダイエット中にケトアシドーシスが起こるのではなく、糖尿病の際に引き起こされることなのだ。
因みにこの事に関しては岐阜大学の科学研究基盤センター共同研究講座抗酸化研究部門の公式HPでも言及されており、ケトジェニックダイエット中には引き起こされないと言われている。(※1)
ケトジェニックダイエット中に起こる!?
ケトジェニックダイエット中に本当に起きないのだろうか?
研究結果により以下のことがわかっている。
・糖質制限食を続けて3-4mmol/Lに達してもアシドーシスは引き起こさなかった。(※2)
・絶食を行いケトン体の血中濃度が6-8mmol/Lで安定した場合もアシドーシスは起こらなかった。(※3)
因みにケトジェニックダイエットを行った場合、通常血中ケトン体濃度は0.1mmol/L程度だ。
上記の様に過剰にケトン体が増えた場合であっても、アシドーシスは引き起こさなかったため、ケトジェニックダイエット中にケトアシドーシスを引き起こしてしまう恐れはないと言える。
それよりも先に痩せてしまうことが重要だ。
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